息子が生後2ヶ月半のとき、子ども名義の銀行口座をつくりました。
「まだ早いのでは」と思われるかもしれません。私もそう思っていました。
でも、今やっておく理由があったんです。
きっかけは「こどもNISA」
2027年1月から、「こどもNISA」という制度が始まる予定です。
正式には「未成年者特定累積投資勘定」。2026年度の税制改正で決まったものです。
- 開始……2027年1月1日(予定)
- 対象……0〜17歳
- 年間の投資枠……60万円
- 非課税で保有できる上限……600万円
- 買えるもの……つみたて投資枠と同じ(積立による投資信託)
- 18歳になると……成人向けのNISAへ自動的に移行
- 払い出し……原則18歳まで制限。ただし中学入学年以降は、本人の教育費・生活費目的なら可
以前あったジュニアNISAは、非課税期間が5年と短く、2023年末で終了しました。こどもNISAにはその期間の縛りがないのが大きな違いです。
すでに受付は始まっています
制度が始まるのは2027年1月ですが、大手のネット証券では2026年10月から、事前の口座開設受付が始まっています。
つまり、「来年からだから、まだいいか」ではなく、もう動くタイミングに入っているということです。
そして、証券口座を作るにはその前に銀行口座が要ります。さらに銀行口座を作るには、子どものマイナンバーカードが要る。
逆算すると、手前の手続きから順にやっていかないと間に合いません。これが、生後2ヶ月半で口座を作った理由です。
住信SBIネット銀行にしました
わが家が選んだのは住信SBIネット銀行です。理由は3つでした。
- 自分がすでに使っているから
- ネットで完結できるから
- こどもNISAや学資を見据えて
いちばん大きかったのは、1つ目です。
親が使い慣れている銀行にしておくと、管理がまるごと楽になります。同じアプリで見られる。操作に迷わない。振り込みもすぐできる。
子どもの口座は、これから何年も、親が管理し続けるものです。金利や特典で選ぶより、「自分が無理なく続けられるか」で選んだほうがいいと考えました。
そして2つ目。赤ちゃんを連れて銀行の窓口に行くのは、正直つらいです。待ち時間があるし、泣くかもしれない。ネットで完結するというのは、それだけで大きな条件でした。
※必要な書類や手続きの方法は金融機関によって違います。選ぶ前に、各社の公式サイトで確認してください。
必要だったのは、この2つ
わが家の場合、申請に必要だったのはこれだけでした。
- 子どものマイナンバーカード
- 子どもの顔写真(その場でスマホ撮影)
書類としては、拍子抜けするほどシンプルです。
ただし、子どものマイナンバーカードが先に要るという点は押さえておいてください。持っていない場合は、まずそこからです。カードができるまでには時間がかかります。
そして——問題は2つ目でした。
赤ちゃんの顔認証に、半日かかりました
ネットで完結する手続きには、本人確認のために顔を撮影する工程があります。
大人なら数十秒で終わる作業です。
これが、生後2ヶ月半の赤ちゃんだと、半日かかりました。
何がダメなのか、分からない
いちばんつらかったのは、ここです。
「認識できません」のようなエラー表示が、出なかったんです。
何度カメラを向けても、先に進まない。でも何が原因なのかは教えてくれない。角度なのか、明るさなのか、距離なのか、そもそも赤ちゃんは想定されていないのか——判断材料がないまま、ひたすら試し続けることになりました。
しかも相手は赤ちゃんです。じっとしていません。寝ます。泣きます。こちらの都合に合わせてはくれません。
機嫌のいいタイミングを待って、少し試して、また待って——そうしているうちに半日が過ぎていました。
これから作る人へ
残念ながら、「こうすれば一発で通る」というコツは見つかりませんでした。
だから、伝えられるのはこれだけです。
- 「ネットで完結=すぐ終わる」とは限らない
- 顔の撮影が必要な場合、赤ちゃんだと相当てこずる可能性がある
- 締切のある手続きなら、日数に余裕を持って始める
- 赤ちゃんの機嫌がいい時間帯を狙う(結局これしかない)
「30分で終わるだろう」と思って始めると、心が折れます。半日かかるかもしれない、くらいの気持ちで臨んでください。
まとめ:手続きは、時間がかかる前提で
子どもが生まれてから、手続きの連続でした。出生届、健康保険、児童手当、そしてマイナンバーカード。
今回の口座開設も、その延長線上にあります。そして毎回思うのは、想定より時間がかかるということです。
書類が足りない。カードが届かない。システムが先に進まない。赤ちゃんがいると、作業そのものが中断される。
だからこそ、「期限の前に終わらせる」ではなく「期限のずっと前から始める」が正解だと思っています。
こどもNISAが始まるのは2027年1月。まだ先に見えますが、銀行口座、証券口座、マイナンバーカード——逆算すると、やることは意外と残っています。
※制度の内容や開始時期、必要な手続きは変更される可能性があります。実際に利用する際は、金融庁や各金融機関の公式情報を必ずご確認ください。この記事は特定の商品や投資を勧めるものではありません。


