出産でもらえるお金まとめ|2026年版・申請しないと損する制度【体験談】

お金・制度

出産・育児には、まとまったお金がかかります。でも実は、国や自治体から「もらえるお金」もたくさんあるんです。しかも、その多くは自分で申請しないともらえないもの。「知らなかった」だけで損をするのは、本当にもったいないですよね。

この記事では、神奈川県鎌倉市に住む、これからパパになる私が実際に調べた「出産でもらえるお金」を、2026年6月時点の最新情報でまとめました。国の制度に加えて、鎌倉市ならではの支援も紹介します。わが家のお金の不安は、これを一つずつ把握したことで、ずいぶん軽くなりました。

① 妊婦のための支援給付金(計10万円)

2025年4月から始まった、比較的新しい制度です。妊娠の届け出後に5万円、妊娠32週以降にさらに5万円、合わせて10万円(子ども1人の場合)が受け取れます。所得制限はありません。現金(口座振込)または同額の電子クーポンで受け取れます。

申請はお住まいの自治体の窓口で行います(鎌倉市でも実施されています)。妊娠届を出すタイミングで案内されることが多いので、見逃さないようにしましょう。

※双子など多胎妊娠の場合は、2回目が「5万円×胎児の数」になります。

② 妊婦健診の助成(補助券)

妊婦健診は、出産までに合計14回ほど通うのが一般的。1回あたり数千円〜1万円以上かかることもあり、積み重なると大きな出費です。

これに対して、自治体から補助券(受診票)がもらえ、健診費用の多くをカバーできます。多くの場合、母子健康手帳と一緒に受け取れます。

③【鎌倉市独自】マタニティ応援プロジェクト(金芽米の配布)

ここで、私が住む鎌倉市ならではの嬉しい制度を紹介します。その名も「マタニティ応援プロジェクト」。なんと、妊婦さんにお米(金芽米)を配ってくれるんです。

鎌倉市に住民登録のある妊婦が対象で、申請すると出産予定月まで毎月、金芽米(5kgまたは10kg)が自宅に届きます。里帰り出産の場合でも、住民登録が鎌倉市にあれば対象です。

  • 申込時と出産後に、それぞれ15分ほどのアンケートに答えるのが条件
  • 申請はオンラインで完結
  • 申込月の翌月末までに初回が届く(さかのぼっての配送はないので、早めの申請がおすすめ)
  • 現金への引き換えや譲渡・売買は不可

妊娠中は、お米を買って運ぶのもひと苦労。それを毎月届けてもらえるのは、本当にありがたい制度です。

※こうした独自支援は自治体ごとに違います。「お住まいの市区町村名+妊婦 支援」で一度検索してみるのがおすすめです。

④ 出産育児一時金(50万円)

出産したときに、子ども1人につき原則50万円が支給されます(2023年4月に42万円から増額されました)。健康保険から支払われる制度です。

多くの病院は「直接支払制度」を使っていて、一時金が病院へ直接支払われるため、退院時に窓口で払う金額が大きく減ります。出産費用が50万円未満で済んだ場合は、差額が戻ってきます。

※今後の動きとして、出産費用の「無償化」(一時金を廃止し、全国一律の公定価格にする)が検討されています。早ければ2027年度以降に変わる可能性があるので、最新情報はチェックしておきましょう。

⑤ 出産手当金(働くママ向け)

会社員などで健康保険に加入して働いているママが、産休中に受け取れるお金です。目安は「標準報酬日額の3分の2」。産休で給料が出ない期間の、生活の支えになります。

自営業や国民健康保険の方は対象外です。妻の働き方によって変わるので、勤務先や健康保険組合に確認しておきましょう。

⑥ 育児休業給付金+出生後休業支援給付金(産後パパ育休)

育休中に受け取れるのが「育児休業給付金」です。休業開始から180日(6ヶ月)までは賃金の約67%、その後は約50%になります。

そして2025年4月から、「出生後休業支援給付金」という制度が新設されました。これは、産後パパ育休(出生時育児休業=子の出生後8週間以内に最大4週間まで取れる育休)などを活用し、夫婦がともに一定期間の育休を取ると受けられるもの。最大28日間、給付率に13%が上乗せされ、合計80%に。これらの給付金は非課税で、社会保険料も免除になるため、実質「手取り10割」相当になります。

条件のざっくりした目安は、パパが「産後パパ育休を含め、子の出生後8週以内に通算14日以上の育休」、ママが「出生後16週以内に14日以上の育休」を取ること。私自身も産後パパ育休と育休を取る予定で、この制度は家計の大きな支えになります。(育休の取り方や手続きは、別記事で詳しくまとめる予定です)

⑦ 児童手当(2024年10月から拡充)

2024年10月から、児童手当が大きく拡充されました。主な内容はこちらです。

  • 所得制限が撤廃(どの家庭ももらえる)
  • 支給対象が高校生年代(18歳到達年度末)まで延長
  • 金額の目安:3歳未満は月1.5万円、3歳〜高校生は月1万円、第3子以降は月3万円
  • 支給は偶数月の年6回

児童手当は、出生後に自分で申請が必要です。生まれたら早めに手続きしましょう。

⑧ 知っておきたいその他のお金

  • 高額療養費・医療費控除:帝王切開や切迫早産などで医療費がかさんだ場合、対象になることがあります
  • 社会保険料の免除:育休中は健康保険・厚生年金の保険料が免除されます

まとめ:制度は「知って・申請して」初めてもらえる

ここまで見てきたお金の多くは、自動ではもらえず、自分で申請が必要です。妊娠が分かったら、自治体の窓口や勤務先に早めに確認しておくのがおすすめです。鎌倉市の金芽米のように、住んでいる地域だけのうれしい制度が見つかることもあります。

わが家は、これらを家計管理に組み込んで「いつ・いくら入るか」を把握しておいたことで、安心して出産準備を進められています。お金の不安は、正体が分かるだけでぐっと軽くなりますよ。

※掲載している金額・制度は2026年6月時点のものです。制度は変更されることがあるため、実際の申請前に、お住まいの自治体・勤務先・公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。

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