出産準備でまず不安になるのが、お金の話だと思います。
ベビーカー、チャイルドシート、抱っこ紐、ベビーベッド。ひとつひとつが決して安くない。全部そろえたらいくらになるんだろう——私も、妻の妊娠が分かったころに何度も検索しました。
そして今、生後2ヶ月を迎えたわが家の状況を書きます。
育児グッズのほとんどが、もらいものです。
自分たちで買ったのは、ほぼ消耗品だけ。運がよかったのは間違いありませんが、運だけではない部分もあったと思っています。その話を書きます。
もらったもの、ほぼ全部です
まず、実際にいただいたものを並べます。
- 抱っこ紐/チャイルドシート/エアラブ/おもちゃ
- ベビーカー/ベビーベッド/布団/バウンサー
- 哺乳瓶・乳首/消毒用品/授乳クッション
- ベビーソープ/保湿剤/バスマット/防水シーツ
- 鼻水吸引器/爪切り/ミトン/帽子
- 衣類・タオル・おくるみ/おもちゃ
- 洋服/スタイ/衣類・タオル・おくるみ/おもちゃ
- おむつ/ミルクフォーマー/靴下
改めて書き出してみると、自分でも驚きます。初期費用がかさむものが、きれいに埋まっている。
特にありがたかったのが、いとこからの3点です。抱っこ紐・チャイルドシート・エアラブを、一度にまとめて譲ってもらいました。この3つだけでも、新品でそろえたらかなりの金額になります。
では、何を買ったのか
逆に、自分たちで買ったものはこれだけです。
- おむつ/おしりふき
- 追加の粉ミルク/外出時用の液体ミルク
- 追加のベビーソープ/保湿剤/綿棒
- 成長に合わせたサイズ違いの乳首
- (中古で)ハイローラック/骨盤ベルト
並べてみて、はっきりした法則が見えました。
買ったのは「消耗品」と「2周目」だけ。
おむつやミルクのような減っていくもの。そして、最初にもらったものが尽きたあとの“追加分”。ソープも保湿剤も綿棒も、もらったぶんを使い切ってから買い足しています。
乳首も同じです。哺乳瓶と乳首は4セットいただきましたが、赤ちゃんの成長に合わせてサイズが変わるので、そこは自分たちで買いました。
つまり——
「1周目」はもらえることが多い。自分で買うのは、消耗品と「2周目」から。
出産準備で不安になるのは初期費用ですが、その初期費用こそ、周りから回ってきやすい部分でした。
おまけ:4セットもらった哺乳瓶の使い道
ひとつ、もらいものならではの工夫を。
哺乳瓶と乳首を4セットいただいたので、家に2セット、実家に2セット置いています。
実家に行くたびに持ち運ぶ必要がなくなり、これが想像以上に楽でした。数があるからこそできる使い方です。
なぜ、ここまで集まったのか
「周りに恵まれていただけでしょう」と言われたら、半分はそのとおりです。
ただ、振り返ると4つのルートがありました。
- ① 自分から「余ってない?」と聞いた
- ② 相手から「使う?」と声をかけてくれた
- ③ 妊娠を報告したら、自然と話が出た
- ④ 両親・親戚経由で話が回ってきた
このうち、いちばん効いたのは①の「自分から聞いた」です。
聞かないと、相手も切り出せない
育児グッズを使い終えた人の多くは、「捨てるのはもったいないけど、押しつけるのも失礼だし」と思っています。
相手から「うち、ベビーカー余ってるけど要る?」と切り出すのは、意外とハードルが高いんです。断られたら気まずいですから。
だから、こちらから「余ってない?」と聞くだけで、話が一気に進みます。聞かれた側は「あ、要るなら持っていって」と言いやすくなる。
もちろん、誰にでも聞けばいいわけではありません。関係性ができている相手に、軽い調子で聞く。これだけです。
もらう側として、気をつけた4つのこと
ここが、この記事でいちばん書いておきたい部分です。「もらえてラッキー」で終わらせると、たぶんうまくいきません。
① 状態を確認してから受け取る
もらう前に、現物の状態を見せてもらうようにしました。
特に、安全に関わるものは慎重に。チャイルドシートのように、製造年や事故歴が重要になるものもあります。この点は別の記事で詳しく書いています。
② 置き場所を考えてから受け取る
ベビーベッド、ベビーカー、バウンサー、ハイローラック。育児グッズは、とにかく場所を取ります。
「無料だから」と受け取ってしまうと、置き場所がなくて詰みます。もらう前に、家のどこに置くかを決める。これは毎回やりました。
③ いらないものは、早めに伝える
ありがたい話でも、全部もらうわけにはいきません。
大事なのは早めに伝えることだと思います。相手が取り置きしてくれたり、わざわざ運ぼうとしてくれたりする前に伝えれば、お互い負担になりません。
「気を使って受け取る」のがいちばんよくない。使わないまま家に置いておくほうが、相手に失礼です。
④ お礼は、その都度と、あらためて
いただいたときには、その場でしっかりお礼を伝える。そして出産祝いをいただいた方には、内祝いをお返ししました。
おさがりは「お返し不要」とされることが多いですが、使っている様子を写真で送るだけでも、相手は喜んでくれます。自分が譲る側になったときのことを考えると、それがいちばん嬉しい気がします。
もらいすぎて困ったことは、ありません
ここまで読んで、「そんなにもらったら家が大変では」と思った方もいるかもしれません。
でも、困っていません。理由ははっきりしています。
もらう時点で、絞っているからです。
「くれるものは全部もらう」ではなく、使うと決めたものだけを受け取る。置き場所を考え、状態を確かめ、いらないものは断る。その積み重ねの結果が、今の状態です。
もらいものは、タダで手に入るぶん、判断が甘くなりがちです。買うときは散々迷うのに、無料だと「とりあえずもらっておこう」となる。そこを踏みとどまれるかどうかだと思います。
まとめ:初期費用こそ、周りに聞いてみる
出産準備でいちばん不安なのは、初期費用です。
でも実は、その初期費用にあたるものほど、周りから回ってきやすい。ベビーカーもベビーベッドも抱っこ紐も、使う期間が限られているからこそ、家に眠っている家庭が多いんです。
だから、買う前に一度、周りに聞いてみてください。「余ってない?」のひとことだけです。
もちろん、新品で買う選択も素敵です。「これだけは新品で」と決めて買ったものは、きっと思い出になります。全部をもらいもので済ませる必要はありません。
大事なのは、お金をかける場所を、自分たちで選べる状態にしておくこと。もらえるものをもらったおかげで、わが家は必要なところに使えています。
そしていつか使い終わったら、今度はこちらが次の誰かに回す番です。


