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「口育」の話を聞いてきた|指しゃぶりは「やめさせなくていい」と言われて驚いた

新生児・産後

「口育(こういく)」という言葉を、ご存じでしょうか。

私は知りませんでした。

先日、地域の子育て支援センターで歯科医師の先生による「口育」の講座があると知り、参加してきました。赤ちゃんの口の機能を育てるという話です。

結論から言うと、自分が思い込んでいたことが、いくつもひっくり返りました。

⚠️ この記事について
以下は講座で聞いた話を、参加者として記録したものです。医学的な助言ではありません。お子さんの発達や口の状態については、必ずかかりつけの小児科・歯科、乳幼児健診で相談してください。ここに書いた内容と異なる考え方もあります。

支援センターの講座に参加するのは2回目

この支援センターに来たのは2回目です。前回は助産師さんによる「心地よい抱っこ」の講座でした。

月に何度か、こうした講座が開かれています。参加費は無料で、申し込みも気軽。それなのに、専門家の話を直接聞けて、質問もできます。

正直、育休に入るまでこういう場があることすら知りませんでした。使わないともったいないというのが、2回参加しての実感です。

「口育」で教わったこと

この日の話題を、まとめるとこうなります。

講座で出てきた話
  • 授乳の仕方が、口の発達に関係している
  • 授乳のときの、口の形
  • 座って食べるときの姿勢
  • 指しゃぶり・おしゃぶりについて
  • 離乳食を始めるタイミング
  • 鼻呼吸と口呼吸
  • 歯が生える前からできること

どれも初めて聞く話でしたが、特に驚いたものが2つありました。

驚き①:指しゃぶりは「やめさせなくていい」

私はずっと、指しゃぶりは「早めにやめさせるもの」だと思っていました。

歯並びに悪いとか、癖になるとか。そういう話をよく聞くからです。

ところが先生の話は、指しゃぶりは、やったほうがいいというものでした。

赤ちゃんが自分の手を口に持っていって、吸う。その一連の動きそのものが、口のまわりの機能を育てることにつながる——という文脈だったと理解しています。

完全に逆だと思っていたので、これはかなり意外でした。

「おしゃぶり」は、また別の話でした

ここ、聞いていて大事だと思ったので分けて書きます。

指しゃぶりと、おしゃぶり(器具)は、同じ扱いではありませんでした。

はっきり勧められていたのは指しゃぶりのほう。おしゃぶりについては、「必ず使ったほうがいい」という感じではありませんでした。

言われてみれば、違うのは当然かもしれません。指しゃぶりは、赤ちゃんが自分でやること。自分の手を口まで運ぶところから始まります。一方、おしゃぶりは大人が与えるものです。

この2つを、私はずっと「同じようなもの」としてまとめて考えていました。そこが間違いだったわけです。

💡 ここは意見が分かれるところです
指しゃぶりもおしゃぶりも、長く続くことによる歯並びへの影響を指摘する意見があります。「いつまで続くか」「どの時期か」によっても話は変わります。
この記事に書いたのは、あくまでこの日の講座で聞いた内容です。実際にどうするかは、かかりつけの歯科や小児科に相談して決めてください。

驚き②:離乳食は「月齢」ではなく「原始反射」

もうひとつ、はっきり覚えているのがこれです。

離乳食を始めるタイミングについて、「原始反射が終わったら」という話がありました。

原始反射というのは、赤ちゃんが生まれつき持っている、無意識の反射のことです。口のまわりにもいくつかあり、それが成長とともに消えていきます。

私はこれまで、離乳食は「生後◯ヶ月になったら始めるもの」だと思っていました。実際、そう書かれている情報がほとんどです。

でも、月齢ではなく、その子の発達を見て判断するという考え方があった。

これは、ミルクの量の話とも重なりました。月齢の目安に子どもを合わせるのではなく、目の前の子を見る。考え方としては、まったく同じです。

⚠️ 原始反射の判断は、自己判断でしないでください
原始反射が残っているかどうかを、保護者が見分けるのは簡単ではありません。「消えた気がするから始める」という自己判断は避けて、乳幼児健診やかかりつけの小児科で相談してください。離乳食の進め方についても、自治体の栄養相談などが利用できます。

理学療法士として、いちばん腑に落ちた話

私は普段、理学療法士として働いています。体の動きや姿勢を見るのが仕事です。

その立場から聞いていて、いちばん納得したのがこの話でした。

鼻呼吸が大事。でも、姿勢によって口呼吸になりやすい。

これは、まさに自分の仕事と地続きの話です。

姿勢が崩れると、あごや首まわりの位置が変わります。その結果として口が開きやすくなる——という流れは、体のつくりを考えればとても自然なことです。

つまり、口の問題なのに、原因が口にないことがある。

同じことは「座って食べるときの姿勢」の話にも出てきました。食べる機能と姿勢は切り離せない、という内容です。

歯科の先生の話なのに、半分は姿勢の話だった。これは完全に予想外でしたし、いちばん面白かったところです。

歯が生える前から、できることがある

「歯が生えてから歯医者に行く」——そう思っていました。

でも講座では、歯が生える前からできることとして、口唇(くちびる)のマッサージの話がありました。

具体的なやり方は、この記事には書きません。自己流でやると、かえって嫌がらせてしまう可能性があると思うからです。

ただ、「歯が生える前にも、やれることがある」と知れたこと自体が収穫でした。

興味がある方は、お住まいの地域でこうした講座が開かれていないか探してみてください。直接教えてもらうのがいちばん確実です。

支援センターの講座、使わないともったいない

2回参加して、あらためて思ったことを書きます。

支援センターの講座がいい理由
  • 専門家の話を、直接聞ける(歯科医師、助産師など)
  • その場で質問できる
  • 無料、または安く参加できることが多い
  • 同じ月齢の子を持つ家庭と、自然に顔を合わせられる
  • ネットで調べても出てこない話が聞ける

今回の「口育」も、自分では一生検索しなかった言葉です。知らないことは、調べようがありません。

こういう場は、「知らないことに出会う」ための場所なのだと思いました。

情報は、広報誌や自治体のホームページに載っています(鎌倉市の場合は鎌倉市子育て支援センターのサイトです)。育休中なら平日の講座にも参加できます。パパが行っても、まったく浮きません(これは実際に行ってみた者として保証します)。

まとめ

「口育」という言葉は、この日まで知りませんでした。

おしゃぶりへの思い込み。離乳食は月齢で決めるという思い込み。1時間ほどの講座で、いくつもひっくり返りました。

そして、口の話なのに姿勢の話だったというのが、自分にとっていちばんの発見でした。体はつながっている。当たり前のことですが、赤ちゃんでも同じなのだと実感しました。

離乳食が始まるのは、もう少し先です。そのときにまた、この日の話を思い出すと思います。

※この記事は講座に参加した記録です。お子さんのことは、必ずかかりつけの小児科・歯科、または乳幼児健診でご相談ください。

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投稿者プロフィール
よっこパパ

「新米パパの育児ノート」を運営している、よっこパパと申します。
2026年7月末に第一子(男の子)が誕生し、現在は育休を取って毎日どっぷり育児をしています。普段は理学療法士として働いています。
妊娠が分かった日から出産、そして産後の今日まで——パパ目線で実際に体験したことを、そのまま記録しているブログです。神奈川県鎌倉市在住。

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