赤ちゃんを抱っこしていると、こんな疑問がわいてきませんか。
「背中をトントンすると落ち着くのは、なんでだろう?」
「縦に揺らすと泣きやむのは、どうして?」
先日、市の広報で見つけた「心地よい抱っこのお話」という講座に、家族3人で参加してきました。助産師さんから直接教われる機会です。
そこで「なんとなくやっていたこと」に、ちゃんと理由があったと知ることができました。この記事では、教わったことを記録します。
※講座で聞いた内容を、私なりに記録したものです。抱っこの方法は赤ちゃんによっても違うので、詳しくは助産師さんなど専門家に直接教わってください。
どんな講座だった?
まず、講座の概要から。
- 主催:鎌倉市内の助産師さん3名
- 参加:10組弱の親子
- 時間:1時間
- 費用:無料
- 予約:必要
- きっかけ:広報かまくらで見つけた
無料で、助産師さんから直接教われて、1時間。コスパが良すぎる、というのが正直な感想です。
参加していたのは10組弱。同じくらいの月齢の赤ちゃんが集まっているので、「みんな同じように悩んでいるんだな」と分かるだけでも、ちょっと安心できます。
教わったこと①:背中トントンは「鼓動」だった
赤ちゃんが泣いているとき、なんとなく背中をトントンしますよね。私も、理由なんて考えずにやっていました。
あれには、ちゃんと意味があったんです。
トントンのリズムが、お母さんの鼓動に似ているから落ち着く——そう教わりました。
お腹の中にいたとき、赤ちゃんはずっとお母さんの心臓の音を聞いて過ごしていたわけです。生まれてきて、急に静かな世界に放り出されたら、そりゃ不安にもなります。トントンは、あの安心できた環境を再現してあげる行為だったんですね。
教わったこと②:縦揺れは「胎内の刺激」だった
2つ目も同じ発想です。
抱っこして縦に軽く揺らすと落ち着くのは、お腹の中で感じていた刺激に似ているからだそうです。
言われてみれば、妊娠中の妻は毎日歩いていました。お腹の中の赤ちゃんは、その上下の揺れをずっと感じていたことになります。
つまり、トントンも縦揺れも、「お腹の中の環境を、外の世界で再現してあげる」という共通点があるわけです。これが分かってから、抱っこするときの意識が変わりました。
教わったこと③:抱っこ紐は「骨盤を後傾させる」
そして今回いちばん「知らなかった!」となったのが、これです。
抱っこ紐で縦抱っこをするとき、赤ちゃんの骨盤を後傾させてあげる。
赤ちゃんは、お腹の中で背中を丸めた姿勢(Cカーブ)で過ごしていました。この丸みが保たれていると、赤ちゃんは落ち着きやすいと言われています。
骨盤を後ろに傾けてあげると、自然と背中が丸くなり、あの姿勢に近づきます。
実際にやってみると、違いがはっきり分かりました。
抱っこ紐に入れるとき、これまでは「まっすぐ座らせる」イメージでした。でも骨盤の後傾を意識すると、抱っこ紐の中でもきちんと背中を丸められるんです。
抱っこ紐は毎日使うもの。ここを知っているかどうかで、赤ちゃんの快適さがずいぶん変わりそうです。
※抱っこ紐の使い方は製品によって異なります。付属の説明書もあわせて確認してください。
会場の子育て支援センターが、想像以上によかった
もうひとつ、大きな収穫がありました。会場になっていた子育て支援センターそのものです。
今回の会場は、由比ヶ浜保育園に隣接する施設。実際に行ってみると、とてもいい雰囲気の場所でした。
そして、知って驚いたのがこの2つです。
- 毎週水曜日は、乳児が利用できる日
- 置いてある服やおもちゃ、絵本は、自由に持ち帰っていい
特に2つ目。子ども服もおもちゃも、あっという間にサイズや興味が変わっていくもの。それを無料でいただけるのは、家計にも本当にありがたい仕組みです。
講座に参加したことで、こういう場所があると知れたのも大きな収穫でした。
※利用できる曜日やルールは変わることがあります。最新の情報は市の広報や公式サイトでご確認ください。
広報誌は、意外と宝の山だった
今回の講座を知ったきっかけは、市の広報誌でした。
正直に言うと、子どもが生まれるまで、広報誌はほとんど読んでいませんでした。でも今は、子育て世帯にとって、あれは情報の宝庫だと分かります。
無料の講座、支援センターの催し、健診の案内、助成制度のお知らせ。ネットで探すより、広報誌をめくったほうが早いこともあります。
産後サポートの制度もそうでしたが、この手の情報は「知らないと使えない」ものばかり。月に一度、広報誌に目を通す習慣をつけるだけで、손に入る情報がぐっと増えます。
まとめ:理由が分かると、抱っこが変わる
1時間の講座で教わったことを、まとめておきます。
- 背中トントン:お母さんの鼓動に似たリズムで安心する
- 縦揺れ:お腹の中で感じていた刺激に似ている
- 抱っこ紐では骨盤を後傾:背中が丸まり、胎内の姿勢に近づく
3つとも共通しているのは、「お腹の中の環境を、外の世界で再現してあげる」という考え方でした。
なんとなくやっていたことに理由が分かると、同じ動作でも意味が変わってきます。「今、お腹の中を思い出させてあげているんだな」と思いながら抱っこすると、こちらの気持ちも少し落ち着く気がします。
お住まいの地域でも、こうした講座はきっと開かれているはずです。無料で、専門家に直接聞ける機会。育児に迷っている方は、ぜひ広報誌をチェックしてみてください。


