妊娠が分かってから、息子が生まれて1ヶ月あまり。わが家は、鎌倉市の産後サポートを使えるものは一通り使ってきました。
正直に言うと、私は最初、こういう制度があること自体をほとんど知りませんでした。調べて初めて「こんなに用意されているのか」と驚いたくらいです。
この記事では、実際に使った5つの制度を、内容・費用・使い方とあわせて紹介します。同じ鎌倉市の方はもちろん、他の地域の方も「自分の街にも似た制度があるかも」と探すきっかけになればうれしいです。
※制度の内容・料金・利用回数は変更されることがあります。必ず鎌倉市の公式情報でご確認ください。
わが家が使った5つの産後サポート
- ① マタニティ応援プロジェクト(妊婦へのお米の配布)
- ② 産後ケア施設への宿泊
- ③ デイケア(日中6時間)
- ④ 助産師による訪問
- ⑤ ショートステイ(宿泊)
ひとつずつ紹介していきます。
① マタニティ応援プロジェクト(お米の配布)
これは妊娠中に使える制度です。鎌倉市に住民登録のある妊婦さんに、金芽米(きんめまい)を毎月自宅に届けてくれるというもの。
- 出産予定月まで、毎月5kgまたは10kgが届く
- 申請はオンラインで完結
- 申込時と出産後に、それぞれ15分ほどのアンケートに答えるのが条件
- 里帰り出産でも、住民登録が鎌倉市にあれば対象
妊娠中は、お米を買って運ぶだけでもひと苦労。それを毎月届けてもらえるのは、本当にありがたい制度でした。
注意点は、さかのぼっての配送がないこと。申し込みが遅れると、その分だけもらえる回数が減ります。妊娠が分かったら早めに申請するのがおすすめです。
② 産後ケア施設への宿泊
出産した病院を退院したあと、そのまま産後ケア施設に移って過ごしました。
全室個室で、食事つき。基本は母子同室ですが、疲れているときや夜眠りたいときは、赤ちゃんを看護師さんに預けて休めます。
退院直後は、母体も回復しきっていないうえに、育児は待ったなし。この時期に「専門職がそばにいて、頼れば休める環境」があるのは、本当に大きかったです。
パパも宿泊できる施設もあります(わが家が利用したところは可能でした)。夫婦一緒に過ごしたい場合は、確認してみるといいと思います。
③ デイケア(日中6時間)
自宅に戻ってから利用したのが、日中に母子で使える6時間のデイケアです。
使ってみて感じたメリットは、こんなところ。
- 寝不足の解消になる(その間に眠れる)
- ストレスが軽くなる
- 気分転換になる
- 助産師さんがいるという安心感がある
- 心配ごとをその場で相談できる
宿泊はハードルが高いけれど、日中だけなら使いやすい。「限界がくる前に、こまめに休む」ための制度として、とても使い勝手がよかったです。
④ 助産師による訪問
生後2週間ごろ、鎌倉市の助産師さんが自宅に来てくれました。
これは自分から出向く必要がなく、家にいながら専門家に見てもらえるのが最大の利点です。産後で外出が難しい時期に、これはありがたい。
赤ちゃんの様子を見てもらえるだけでなく、育児の不安を相談できる場でもあります。「これって普通ですか?」と気軽に聞ける相手がいるのは、初めての育児では本当に心強いです。
⑤ ショートステイ(宿泊)
そして、生後1ヶ月ごろに利用したのがショートステイです。妻と息子が1泊し、私は自宅で過ごしました。
- 費用:1泊5,000円(食事つき)
- 申し込み:電話。1週間ちょっと前で予約が取れた
- 利用できる期間:生後4ヶ月まで
- 割引で使える回数:産後4ヶ月の間に7日分(1泊=2日分、2泊=3日分)
わが家が使った理由は、「夫婦それぞれにオンラインの会議や仕事があったから」。限界がきたからではなく、予定に合わせて計画的に使うという発想でした。
詳しい体験は「産後ケアのショートステイを使ってみた|1泊5,000円のリアルな感想」に書いています。
使ってみて分かった、3つのコツ
5つの制度を実際に使ってみて、気づいたことがあります。
コツ① 「知らないと使えない」制度ばかり
これがいちばん大きいです。どの制度も、自分で調べて、自分で申し込まないと始まりません。自動的に案内が来て、勝手に始まるものではないのです。
妊娠届を出すときや、母子手帳をもらうときに資料は渡されますが、正直、その時期は情報量が多すぎて頭に入りません。落ち着いたタイミングで、改めて市のサイトを見直すのがおすすめです。
コツ② 期限と回数の制限がある
多くの制度には、使える期間と回数の上限があります。たとえばショートステイは生後4ヶ月まで、割引は7日分まで、といった具合です。
「そのうち使おう」と思っているうちに期限が来てしまうのは、もったいない。早い段階で「いつまで・何回使えるか」を確認しておくと、計画が立てやすくなります。
コツ③ 限界がくる前に使う
産後ケアというと「もう無理…」となってから駆け込むイメージがあるかもしれません。でも実際に使ってみて思うのは、元気なうちから計画的に使ったほうがいいということです。
予約が必要なものも多いですし、限界のときに冷静に手続きできるとは限りません。「そろそろしんどいかも」の一歩手前で動くのが、ちょうどいいタイミングだと感じました。
まとめ:制度は「知って、早めに動く」がすべて
鎌倉市の産後サポートを一通り使ってみて、いちばん強く思ったのはこれです。
- 制度は自動では始まらない。自分で調べて申し込む
- 期限と回数の上限を、早めに確認しておく
- 限界がくる前に、計画的に使う
- 「お住まいの市区町村名+産後ケア」で一度検索してみる
これらの制度に、わが家は本当に助けられました。もし今、産後でしんどい思いをしている方がいたら、まずは市のサイトを開いてみてください。使えるものが、思っているより用意されているはずです。
なお、「結局どれがいちばん休めたのか?」という比較は、別記事「産後、いちばん助かったのは「制度」より「人の手」だった」に正直に書いています。あわせてどうぞ。


