生後1ヶ月を過ぎたころ、わが家は産後ケアのショートステイを利用しました。妻と息子が施設に1泊し、私は自宅で過ごすという形です。
この記事では、実際に使ってみてどうだったかを、良かったことも、そうでもなかったことも含めて正直に記録します。
※制度の内容・料金・利用回数は自治体によって大きく異なります。お住まいの市区町村で必ずご確認ください。
そもそも、なぜ使ったのか
産後ケアというと「限界がきたときに駆け込むもの」というイメージがあるかもしれません。でも、わが家が使った理由は少し違いました。
- その日の午前中、夫婦それぞれに別のオンライン会議があった
- 翌日の昼過ぎに、私のオンラインの仕事が入っていた
- 夫婦ともに、休憩と睡眠を取りたかった
つまり、「予定がある日に、計画的に使う」という発想です。育休中とはいえ、オンラインの会議や仕事がまったくないわけではありません。赤ちゃんを見ながら会議に出るのは、正直かなり厳しい。
そこで、「予定のある日に合わせて預ける」という使い方をしてみました。
費用は1泊5,000円(食事つき)
今回の利用は、朝9時から翌日の15時まで。費用は1泊5,000円で、食事もすべて付いています。
これは自治体の助成があっての金額です。わが家の場合、割引で利用できる回数は決まっていました。
出産後4ヶ月の間に、合計7日分まで。
カウントの仕方は「1泊=2日分」「2泊=3日分」でした。
※自治体によって条件はまったく異なります。お住まいの市区町村の窓口で確認してください。
回数に限りがあるので、「本当に必要な日」を見極めて使う必要があります。ここは事前に確認しておいてよかった点です。
ちなみに利用できるのは生後4ヶ月まで。使える期間が決まっているので、「いつか使おう」と思っているうちに終わってしまわないよう注意が必要です。
申し込みは「電話」で、1週間ちょっと前
申し込み方法は、電話でした。今回は利用日の1週間ちょっと前に連絡して、無事に予約が取れました。
思ったより直前でも取れましたが、これはタイミング次第だと思います。「この日に使いたい」という予定が決まっているなら、早めに電話しておくのが安心です。
※申し込み方法(電話・窓口・オンラインなど)も自治体によって違います。まずは市区町村の子育て担当窓口に確認するのが確実です。
持ち物は意外と少なくてOKだった
「1泊するとなると、荷物が大変そう…」と思っていましたが、実際に持っていったのはこれだけでした。
- 赤ちゃん:おむつ、おしりふき、ボディクリーム
- 妻:スマホ、スマホの充電器、母子手帳、飲み物、ヨガマット
食事は施設で出るので、食べ物の用意はほとんど不要。赤ちゃんの服やタオル類も、施設のもので対応できる部分がありました。
ちなみにヨガマットは、妻が自分でストレッチをするために持っていったもの。部屋で過ごす時間が長いので、体をほぐす道具があると良さそうです。これは持っていって正解でした。
施設ではどう過ごすのか
気になるのが、施設での過ごし方だと思います。わが家が利用したところは、こんな感じでした。
- 食事は1日3食ついてくる(作らなくていい、片づけもいらない)
- 赤ちゃんは、いつでも預けられる
- 基本は母子同室で過ごす
いちばん大きいのは、「赤ちゃんをいつでも預けられる」ことだと思います。眠いときに眠れる、ご飯をゆっくり食べられる、シャワーを浴びられる。当たり前のようでいて、産後の家ではなかなかできないことばかりです。
しかも、そばには助産師さんがいる。「これって大丈夫かな?」と思ったときに、その場で聞ける安心感は大きいはずです。
【夫】預けている間、何をしていたか
私はこの1日半、こんなふうに過ごしました。
- オンラインの勉強会に参加
- 買い物に行く
- 仕事をする
- 睡眠を取る
- サーフィンに行く
正直に言うと、寝だめはあまりできませんでした。「今のうちに寝ておこう」と思っても、そう都合よく眠れるものでもないんですね。
でも、気持ち的にはかなり楽になりました。「今は自分の時間だ」と思えるだけで、心の余裕が全然違います。とくに久しぶりに海に入れたのは、大きな気分転換になりました。
【妻】施設で過ごしてみて
妻の感想も聞きました。
まず、「楽だった」とのこと。食事が用意されるし、疲れたときは赤ちゃんを預けて休める。家事から解放されるだけでも、体はずいぶんラクになるようです。
ただ、一方でこんな感想も。
「外に出られなくて、部屋にこもりきりだったから、スッキリはしなかった」
これは盲点でした。体は休まっても、ずっと同じ部屋にいると気分は晴れない。体の休息と、気分の回復は別ものなんだなと気づかされました。
正直、もう一度使いたいか?
ここは、正直に書きます。
「またすぐ使いたい!」かというと、少し悩むところです。理由は2つ。
- 助成があるとはいえ、1泊5,000円はそれなりの出費
- 正直なところ、実家に行ったほうがラクかもしれないと感じた
以前、アパートのエアコンが壊れて実家で数日過ごしたことがあるのですが、「大人の手が増える」ことの威力は圧倒的でした。しかも費用はかかりませんし、外にも出られます。
もちろん、これは「実家が近くて、頼れる環境がある」という、わが家の条件があってこその話です。頼れる実家が遠い方や、事情があって頼れない方にとっては、ショートステイの価値はまったく違ってくると思います。
まとめ:使い分けが大事
今回使ってみて分かったのは、ショートステイは「万能の解決策」ではなく、選択肢のひとつだということです。
- 夫婦ともに、どうしても外せない予定がある日
- 頼れる家族が近くにいない・頼りにくいとき
- 専門職(助産師さん)にそばにいてほしいとき
- 限界がくる前に、意識的に休みたいとき
逆に、頼れる実家が近くにあるなら、そちらを選ぶ日があってもいい。大事なのは「使えるものを知っておいて、その日に合った方法を選べること」なんだと思います。
最後に、これから使う方のために、今回わかったことを整理しておきます。
- 申し込み方法(わが家は電話。1週間ちょっと前に予約が取れた)
- 利用できる期間(わが家は生後4ヶ月まで)
- 割引で使える回数(わが家は産後4ヶ月で7日分/1泊=2日分)
- 料金と、食事が含まれるか(わが家は1泊5,000円・3食つき)
- 赤ちゃんを預けられる時間帯(わが家はいつでもOKだった)
- 持ち物(意外と少なくて済む。ストレッチ用のマットがあると便利)
わが家はまだ回数が残っているので、また必要な日が来たら使う予定です。使い比べてみて分かったことがあれば、また記録します。


