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産後の妻の腰痛に、夫としてできたこと|歩き方で気づいた骨盤のグラつき

新生児・産後

産後の腰痛は、産んだ直後に来るとは限りません。

わが家がそうでした。妊娠中も、産後すぐも、妻は特に問題なく過ごしていました。ところが生後1ヶ月半を過ぎたあたりから、急に腰の痛みが強くなってきたんです。

私は普段、理学療法士として働いています。体を見るのが仕事なので、妻の変化には比較的早く気づけました。

ただ、正直に書くと——気づいていたのに、防げませんでした。

この記事では、夫として何をしたか、そして何を失敗したかを記録します。

歩き方で気づきました

最初に異変を感じたのは、妻が痛みを訴えるより前でした。

歩き方が、明らかに変わっていたんです。

うまく言葉にするのが難しいのですが、骨盤のあたりがグラグラしているように見えました。一歩ごとに、体の真ん中が定まっていない感じ。歩幅も、以前より小さくなっていました。

妊娠・出産は、体にとって大きな出来事です。骨盤まわりは特に変化が大きく、産後しばらくは元の状態に戻る途中にあります。そこに、抱っこや授乳という新しい負担が毎日かかる。腰に来るのも無理はありません。

ただ、これは本人にはなかなか自覚できません。自分の歩き方を外から見ることはできないからです。

夫が気づける変化
  • 歩き方・歩幅が変わった
  • 立ち上がるときに手をつくようになった
  • 抱っこの姿勢が以前と違う
  • 座っているときに何度も座り直す
本人より、そばで見ている側のほうが気づきやすい部分です。

骨盤ベルトは、すでに家にありました

ここからが、この記事の本題です。

私は妊娠中から、産後に体がどう変化するかを妻に伝えていました。そして「こうしてほしい」ということも、あらかじめ話していました。

そして、骨盤ベルト自体は妊娠中から家にありました。おさがりでいただいたものです。

つまり、道具はあった。知識も共有されていた。準備としては、それなりに整っていたはずでした。

それでも、結果はこうです。

痛みが出るまで、骨盤ベルトは使われていませんでした。

「持っている」と「使う」の間には、大きな差がある

これが、今回いちばんの学びでした。

冷静に考えれば、当たり前です。痛くないうちは、わざわざ何かを着ける気にはなりません。産後は赤ちゃんのことで手一杯で、自分の体のことは後回しになります。

そして私も、「家にあるなら大丈夫だろう」と思い込んでいました。

モノがある時点で、私の中では解決した話になっていたんです。でも実際に必要だったのは、「いつから」「どんなときに」使うのかを、痛くないうちに具体的に決めておくことでした。そこを一緒に話しておけば、違ったかもしれません。

用意してあることと、それが実際に使われることは、まったくの別物でした。

もし妊娠中に戻れるなら
  • 用意して安心せず、使うタイミングまで一緒に決めておく
  • 痛くなってからではなく、痛くないうちに一度つけてみる
  • 着脱の手間など、「面倒だ」と感じる部分を先に確認しておく
  • おさがりの場合は、体に合うかどうかを早めに確かめておく
  • 産後健診など、専門職に相談できる機会に使い方を聞いておく

痛みが出てから、やったこと

実際にやったのは、次の4つです。

① 歩き方を本人に伝えた

まず、見えている変化をそのまま伝えました。

ここは言い方に気をつけたところです。「歩き方が変だよ」ではなく、「骨盤のあたりが不安定に見えるよ」と。産後の体の話はデリケートなので、責める形にならないよう意識しました。

② 骨盤ベルトを用意し直した

家に眠っていたおさがりのベルトもありましたが、このタイミングであらためて骨盤ベルトを買い直すことにしました。

今度は「なぜ今つけたほうがいいか」を説明したうえで、どれを選ぶかにも私が意見を出しました。その基準は後半で詳しく書きます。

③ エクササイズを伝えた

妻の状態を見たうえで、家でできる運動を伝えました。

ただし、この記事に具体的な内容は書きません。腰の痛みは原因によって適切な対応がまったく変わりますし、同じ「産後の腰痛」でも、動いたほうがいい場合と安静にすべき場合があります。

ネットで見た運動を自己判断で試すのは、おすすめしません。産院の産後健診や、整形外科、産後ケアの相談窓口で、自分の体に合ったものを聞いてください。

④ 抱っこを代わるようにした

いちばん確実で、いちばん地味な対策です。

わが家は家事全般をもともと私が担当しているので、そこに加えて抱っこの回数を意識的に増やしました。

結局のところ、腰に負担をかけないいちばんの方法は、負担そのものを減らすことです。ベルトもエクササイズも大事ですが、夫が代われる場面はまだまだある——これは正直に書いておきたいです。

骨盤ベルトを選んだ3つの基準

あらためて買い直したのは、株式会社シメイの「骨盤秘伝パワーベルトガードル」です。メルカリで新品を購入しました。

骨盤ベルトは種類が本当に多いです。ここは私が意見を出して選びました。体を見るのが仕事なので、そこは役に立てた部分だと思います。

何を基準にしたかを書いておきます。

骨盤ベルトを選んだ基準
  • ① 固定性と可動性のバランス
  • ② 取り外しのしやすさ
  • ③ 値段

① 固定性と可動性のバランス

ここがいちばん大事だと考えました。

がっちり固めれば安定はします。でも固定が強すぎると、日常の動きがしづらくなる。抱っこも、家事も、しゃがむ動作もある産後の生活で、動きを邪魔するものは結局つけなくなります。

支えてくれるけれど、動きは妨げない。このバランスを重視しました。

② 取り外しのしやすさ

これは、使ってもらえるかどうかに直結します。

産後はトイレも着替えも、赤ちゃんの都合に合わせて慌ただしく動きます。着け外しに手間がかかるものは、どれだけ性能がよくても使われません。

実際、わが家は一度「家にあっても使わない」という状態を経験しています。続けられるかどうかは、性能と同じくらい大事です。

③ 値段

骨盤ベルトは、価格帯が本当に幅広いです。

高いものが必ずしも合うとは限りませんし、合わなかったときのダメージも大きい。わが家はメルカリで新品を探して、価格を抑えました。

使い始めて、どうなったか

結論を、盛らずに書きます。

痛みは軽くなりました。歩き方も、以前より安定してきています。

ただし——まだ使い始めたばかりなので、これが本当にベルトの効果なのかは分かりません。

同じ時期に、抱っこを代わる回数も増やしています。時間の経過そのものが良い方向に働いている可能性もあります。「ベルトをつけたら治りました」と書けるほど、単純な話ではありません。

もう少し続けてみて、あらためて経過を追記するつもりです。

受診について、正直に書きます

わが家は、まだ受診していません。

妻自身、痛みはそこまで強くないので様子を見ている状態です。これが正解だとは思っていません。ただ、事実として記録しておきます。

そのうえで、これだけは書いておきたいことがあります。

💡 こんなときは、様子を見ずに受診してください
  • 痛みが強い、だんだん強くなっている
  • 足にしびれがある/力が入りにくい
  • 排尿・排便に異常がある
  • 発熱をともなう
  • 夜、痛みで眠れない
産後の体の不調は「そのうち治る」と思われがちですが、原因は人それぞれです。産後健診の機会があれば、そこで相談するのがいちばん確実です。自治体の産後ケア事業で相談できる場合もあります。

まとめ:気づけるのは、そばにいる人だけ

今回いちばん感じたのは、これです。

産後の体の変化は、本人がいちばん気づきにくい。

赤ちゃんのことで頭がいっぱいで、自分の体は後回し。痛みが出て初めて「そういえば」となります。歩き方が変わっていることなんて、自分では分かりません。

だから、夫にできることは「見ていること」だと思います。

専門的な知識は必要ありません。「前と歩き方が違う気がする」「立ち上がるとき、つらそうだな」——それに気づいて声をかけるだけで、対応は早くなります。

そして、用意して安心しないこと。わが家は骨盤ベルトが家にあったのに、痛みが出るまで使っていませんでした。一緒に使ってみて、続けられる形にするところまでやって、ようやく準備が完成するのだと思います。

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投稿者プロフィール
よっこパパ

「新米パパの育児ノート」を運営している、よっこパパと申します。
2026年7月末に第一子(男の子)が誕生し、現在は育休を取って毎日どっぷり育児をしています。普段は理学療法士として働いています。
妊娠が分かった日から出産、そして産後の今日まで——パパ目線で実際に体験したことを、そのまま記録しているブログです。神奈川県鎌倉市在住。

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